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文献概要
今月の主題 呼吸不全とその管理 呼吸不全の臨床診断
臨床症状と理学所見
著者: 宮城征四郎1
所属機関: 1沖縄県立中部病院・診療部
ページ範囲:P.584 - P.585
文献購入ページに移動 医学史上,動脈血採血が初めて試みられたのは1919年1)のことであり,呼吸不全の診断や治療方針の決定に動脈血ガス分析(以下ABG)が広く応用されたのは1960年代以来のことであるから,元来,呼吸不全という病態は患者の臨床症状や理学所見に基づいて管理されたものと思われる.
今日,呼吸不全は定義そのものがABGの数値に基づいており,その管理法の選択も同検査成績に大きく依存しているのが現状である.
今日,呼吸不全は定義そのものがABGの数値に基づいており,その管理法の選択も同検査成績に大きく依存しているのが現状である.
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