icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina24巻4号

1987年04月発行

文献概要

今月の主題 呼吸不全とその管理 呼吸不全の臨床診断

臨床症状と理学所見

著者: 宮城征四郎1

所属機関: 1沖縄県立中部病院・診療部

ページ範囲:P.584 - P.585

文献購入ページに移動
 医学史上,動脈血採血が初めて試みられたのは1919年1)のことであり,呼吸不全の診断や治療方針の決定に動脈血ガス分析(以下ABG)が広く応用されたのは1960年代以来のことであるから,元来,呼吸不全という病態は患者の臨床症状や理学所見に基づいて管理されたものと思われる.
 今日,呼吸不全は定義そのものがABGの数値に基づいており,その管理法の選択も同検査成績に大きく依存しているのが現状である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?