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今月の主題 呼吸不全とその管理 呼吸不全の治療
吸入療法の適応と実際
著者: 中島明雄1 池田顕彦1
所属機関: 1済生会下関総合病院・呼吸器内科
ページ範囲:P.606 - P.607
文献購入ページに移動一般に吸入療法は,気道閉塞を主症状とする疾患を対象にβ2刺激剤,抗コリン剤,ステロイド剤,去痰剤などを経気道的に投与する局所療法で,経口投与や経静脈的投与と比較して,投薬量の減量と迅速な効果の発現を期待し得る利点がある.他方,吸入の巧拙や機種によって薬剤の肺内吸入量や沈着部位が異なり,気道粘膜を刺激し気管支喘息発作を誘発することがある.また,ネブライザーが感染源になることがあるなどの欠点を有する.
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