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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻4号

1987年04月発行

文献概要

今月の主題 呼吸不全とその管理 呼吸不全のリハビリテーション

在宅人工呼吸器療法の経験

著者: 岸不盡彌1

所属機関: 1北海道大学医学部・第1内科

ページ範囲:P.660 - P.661

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 近年,慢性呼吸不全の急性期における治療技術の向上により,びまん性肺疾患,神経筋疾患や高位脊髄損傷など換気障害を伴う呼吸不全患者の長期生存が可能になったが,一方では,人工呼吸器から離脱が困難な症例も増加している.安定状態にある人工呼吸器依存患者に対して,欧米では,積極的に在宅人工呼吸器療法が行われるようになり,各地にこの治療を行うセンターも設立されている1,2).しかし,わが国での在宅人工呼吸器療法は,いくつかの病院で試行されているに過ぎない.
 本稿では,夜間肺胞低換気症候を伴うRigidspine syndromeの1例に対する在宅人工呼吸器療法の経験を紹介し,実施方法について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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