文献詳細
文献概要
今月の主題 内科医に必要な救急治療 症状を中心とした救急治療
不整脈
著者: 山本豊1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学・第2内科
ページ範囲:P.800 - P.801
文献購入ページに移動基本的な考え方
不整脈をみたならば,まず緊急治療を要する不整脈かどうかを判定する.頻拍性不整脈で,動悸以外に胸痛や呼吸困難を示すもの,血圧が90mmHg以下,特にショック状態を示すものは緊急治療を必要とする.徐拍性不整脈では,失神発作を繰り返すもの,R-R間隔が5秒以上を示すものが緊急治療の対象となる.このように,不整脈のみにとらわれず,患者の全身状態や基礎疾患を配慮しながら治療にあたることが重要である.
不整脈をみたならば,まず緊急治療を要する不整脈かどうかを判定する.頻拍性不整脈で,動悸以外に胸痛や呼吸困難を示すもの,血圧が90mmHg以下,特にショック状態を示すものは緊急治療を必要とする.徐拍性不整脈では,失神発作を繰り返すもの,R-R間隔が5秒以上を示すものが緊急治療の対象となる.このように,不整脈のみにとらわれず,患者の全身状態や基礎疾患を配慮しながら治療にあたることが重要である.
掲載誌情報