文献詳細
文献概要
今月の主題 内科医に必要な救急治療 症状を中心とした救急治療
悪心,嘔吐
著者: 前川和彦1
所属機関: 1北里大学・救命救急医学
ページ範囲:P.808 - P.810
文献購入ページに移動基本的な考え方
1.悪心は多くの場合,嘔吐に先行するが,悪心を伴わない嘔吐もある(例:頭蓋内圧亢進を伴う病変).
2.嘔吐中枢は延髄の迷走神経背側核近傍にあり,腹部や身体の他の部分から交感神経,迷走神経を介して(例:消化器疾患),中枢神経系からのより高位の部分からの(例:頭蓋内病変),第四脳室底にある化学受容体誘発帯から(例:アポモルヒネ,ジギタリスなど),インパルスを受け興奮する.
1.悪心は多くの場合,嘔吐に先行するが,悪心を伴わない嘔吐もある(例:頭蓋内圧亢進を伴う病変).
2.嘔吐中枢は延髄の迷走神経背側核近傍にあり,腹部や身体の他の部分から交感神経,迷走神経を介して(例:消化器疾患),中枢神経系からのより高位の部分からの(例:頭蓋内病変),第四脳室底にある化学受容体誘発帯から(例:アポモルヒネ,ジギタリスなど),インパルスを受け興奮する.
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