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今月の主題 内科医に必要な救急治療 症状を中心とした救急治療
吐血・下血
著者: 若林剛1 相川直樹1
所属機関: 1慶応大学医学部・外科
ページ範囲:P.812 - P.813
文献購入ページに移動 吐血・下血は一般に消化管出血によりおこる.出血が大量あるいは持続的であれば患者はショックに陥り,止血しなければ死に至る.吐血・下血を来した患者には,まず,出血量の推定を含め,ショックの有無を判定し,ショック状態であれば救命処置を開始する.同時に,出血部位と原因疾患を診断,できるかぎり保存的処置で止血を試みる1).
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