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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻5号

1987年05月発行

文献概要

今月の主題 内科医に必要な救急治療 おもな救急疾患とその治療

イレウス

著者: 横尾直樹1 小林国男1

所属機関: 1帝京大学医学部・救命救急センター

ページ範囲:P.858 - P.859

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 イレウスは,腹痛,悪心・嘔吐,腹部膨満,排便・排ガスの停止を主徴とする,急性腹症の代表的な疾患のひとつであり,しかもその種類,原因,閉塞部位により治療方針が異なるため,これらの点を明らかにすることが急務となる.もとより,イレウスの診断は,患者の病歴,全身所見,腹部所見および腹部X線所見を中心とする諸検査成績の総合的判断の下になされるわけであるが,とりわけ,X線所見は,早期診断上最も重要なものであるばかりでなく,閉塞部位の判定,鑑別診断上も極めて有力な情報を提供する.以下,イレウスの診断と治療について簡述する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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