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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻5号

1987年05月発行

文献概要

今月の主題 内科医に必要な救急治療 おもな救急疾患とその治療

肝性昏睡

著者: 神納光一郎1

所属機関: 1関西労災病院・重症治療部

ページ範囲:P.860 - P.861

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基本的な考え方
 肝性昏睡とは,肝機能不全によって引き起こされた意識障害を主とする精神神経症状をいい,必ずしも昏睡とは限らない.基本的には肝の解毒機能の障害による内因性の中毒と考えることができる.すなわち肝機能不全の原因は多岐にわたっているが,治療の基本的な考え方としては,有害物質を除去し症状の改善を図るとともに,対症療法や合併症の予防・治療を行いつつ,肝細胞の再生・肝機能の回復を待つ.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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