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循環器疾患診療メモ
不整脈原性右室異形成
著者: 山科章1 高尾信廣1
所属機関: 1聖路加国際病院・内科
ページ範囲:P.934 - P.936
文献購入ページに移動 不整脈原性右室異形成 arrythmogenic right ventricular dysplasia(ARVD)は1978年にFontaneら1)により提唱された原因不明の疾患単位であり,右室起源の心室頻拍(VT),右室に限局した心筋病変すなわち右室の拡大,壁運動異常,右室壁への脂肪浸潤をその特徴としている.本疾患は比較的稀な疾患であり,その病因,病態,治療法,予後などに関して不明な点が多いが,その臨床的特徴を中心に解説する.
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