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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻6号

1987年06月発行

文献概要

今月の主題 循環器疾患の画像診断 方法

循環器疾患における胸部X線の適応と限界

著者: 松山正也1

所属機関: 1東海大学医学部・放射線科

ページ範囲:P.960 - P.967

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 近年各種の複雑高価な画像診断法の普及によって,循環器領域の画像診断法も変わりつつあることは確かであるが,その中で胸部X線は初診時の簡単な診断法として,心電図とともに利用されることが多く,心疾患のスクリーニングや臨床的に疑われた疾患の確定診断法としての意義が大きい.一方,臨床的に思いもよらぬ疾患が胸部X線から偶然に発見されることも多い.また胸部X線は,一枚の写真から心疾患の形態と動態の両面診断ができるという特徴があり,その包含する診断情報は,限界があるとはいえ,他の多くの画像診断法とは比肩できないものがある.
 本稿では実症例について,その診断上の意義と限界を考えてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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