文献詳細
文献概要
今月の主題 循環器疾患の画像診断 方法
MRI法の現況
著者: 増田善昭1
所属機関: 1千葉大学医学部・第3内科
ページ範囲:P.1024 - P.1028
文献購入ページに移動MRIは現在のところ,主として生体内感度の最も大きな1H(プロトン)を対象核種としている.X線CTでは対象となる物質のX線透過度によって画像が形成されるのであるが,プロトンMRIではプロトン密度,縦緩和時間(T1),横緩和時間(T2),対象物の運動の4つの因子によって規定されている.これがMRIがX線CTに比較し複雑な理由であり,また,撮像条件(パルス系列)により画像が異なる理由である.
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