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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻6号

1987年06月発行

文献概要

今月の主題 循環器疾患の画像診断 各論

弁膜疾患(僧帽弁逸脱を除く)

著者: 羽田勝征1 塩田隆弘1 坂本二哉1

所属機関: 1東京大学医学部・第2内科

ページ範囲:P.1029 - P.1036

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 新しい方法論や検査法が導入された当初はその有用性が強調されるが,その後の普及と経験から問題点,限界が指摘され始めてくるのは診断学の領域では珍しいことではない.
 今日,弁膜疾患の画像診断と言えば,断層心エコー,カラードプラで代表されるごとく,胸部X線,X線CT,MRI法の弁膜症診断に果たす役割は少ないようである.これは超音波法により弁の形態,動態に関する情報が直接得られるのに対し,後者は装置が大がかりで弁そのものの観察はできず,心腔と大血管に関する形態情報のみで非特異的,間接所見に限られ,実時間の動態観察が不可能なためであろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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