文献詳細
文献概要
今月の主題 肝・胆・膵疾患の画像診断 疾患別による画像診断アプローチ
その他のびまん性肝疾患—肝炎,脂肪肝,ヘモクロマトーシス
著者: 久直史1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部・放射線診断部
ページ範囲:P.1258 - P.1263
文献購入ページに移動 びまん性肝疾患に対する画像診断方法としては,単純X線写真以外に超音波検査,X線CT,RI検査,MRIなどが挙げられる.これらの画像診断方法はいずれも組織学的レベルでの肝実質の変化を直接表すものではないが,超音波検査は超音波パルスの反射の強さ,CTはX線吸収値,RI検査はKupffer細胞の貧食能,MRIは組織中のプロトン密度と,それぞれ異なった情報を基にして画像が得られている.
どのような病態に対してどのようなアプローチ方法が最も適切かという点に関しては,もうすこし結論を待たねばならない分野も残されているが,ここでは肝炎,脂肪肝,ヘモクロマトーシスといった,びまん性肝疾患に対する現状での画像診断のアプローチについて述べることにする.
どのような病態に対してどのようなアプローチ方法が最も適切かという点に関しては,もうすこし結論を待たねばならない分野も残されているが,ここでは肝炎,脂肪肝,ヘモクロマトーシスといった,びまん性肝疾患に対する現状での画像診断のアプローチについて述べることにする.
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