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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻7号

1987年07月発行

文献概要

今月の主題 肝・胆・膵疾患の画像診断 鼎談

肝・胆・膵画像診断の進歩

著者: 大藤正雄1 打田日出夫2 平松京一3

所属機関: 1千葉大学医学部・第1内科 2奈良県立医科大学・放射線科 3慶応義塾大学医学部・放射線診断部

ページ範囲:P.1298 - P.1309

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 平松(司会) 最近,医療の進歩が非常に急速な中でも,とくに画像診断の進歩は,ここ数年来,目を見張るものがあります.とりわけCTスキャンと超音波の出現が,今日のテーマである肝・胆・膵の画像診断を根本的に変えてしまった気がします.そのステップ,つまりdecision treeが本当にいま変わってしまいました.さらに,核磁気共鳴(MRI)などが加わることによって,機能とか,代謝などに関する情報が得られるようになってきつつあります.
 今後どのように変わっていくのか,私たちも本当に予想がつきませんが,肝・胆・膵の画像診断というのは,腹部の画像診断の中でも臨床家の注目の的になっている領域です.私たちは,昭和30年代から肝・胆・膵の画像診断に携わってきたわけですが,ここで肝・胆・膵の画像診断を振り返りながら,非常に苦労した時代から今日の現状,そして将来の展望と,盛りだくさんのテーマではありますけれども,大いに話し合っていきたいと思います.中には診断ばかりではなくて,診断の技術を応用した各種治療ということまで話が及べば,さらに楽しい話になるのではないかと思います.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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