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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻8号

1987年08月発行

今月の主題 膠原病診療の実際

診断へのアプローチ

結節性多発性動脈周囲炎

著者: 安倍達1

所属機関: 1埼玉医科大学総合医療センター・第2内科

ページ範囲:P.1376 - P.1377

文献概要

結節性多発性動脈周囲炎とは
 結節性多発性動脈周囲炎(PN)は,全身の中等大の筋型動脈に多発性分節性に壊死性血管炎が生ずる疾患である.動脈分岐部に多数の小結節を作り,腸間膜動脈などでは肉眼でもみられる.障害臓器は多臓器に及ぶが,原則として肺動脈を侵すことはない.臨床的には病理変化のある部位の血管壁の脆弱化による動脈瘤や,血栓形成による病態を示す.臨床的にみられる血管炎の中でPNはむしろ少なく,表1に示すような多くの疾患と鑑別しなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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