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今月の主題 肝硬変と肝癌 肝硬変の病態と対策
診断のすすめ方
著者: 井上恭一1
所属機関: 1富山医科薬科大学・第3内科
ページ範囲:P.1534 - P.1536
文献購入ページに移動 肝臓は肝心あるいは肝腎ともいわれるごとく,人間が生命を営んで行く上できわめて重要な臓器であり,すべての肝疾患の終末像ともいえる肝硬変においては,肝障害に起因する直接的な臨床症状,検査成績の異常を呈するのみではなく,全身各種臓器の障害に伴う多彩な臨床像を呈することとなる.したがってConn1)によって述べられている,"To know cirrhosis is to know medicine"という言葉は正鵠を射たものである.ここでは肝硬変を診断する上でとくに重視すべき臨床症状,検査方法について解説する.
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