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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻9号

1987年09月発行

文献概要

今月の主題 肝硬変と肝癌 肝硬変の病態と対策

診断のすすめ方

著者: 井上恭一1

所属機関: 1富山医科薬科大学・第3内科

ページ範囲:P.1534 - P.1536

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 肝臓は肝心あるいは肝腎ともいわれるごとく,人間が生命を営んで行く上できわめて重要な臓器であり,すべての肝疾患の終末像ともいえる肝硬変においては,肝障害に起因する直接的な臨床症状,検査成績の異常を呈するのみではなく,全身各種臓器の障害に伴う多彩な臨床像を呈することとなる.したがってConn1)によって述べられている,"To know cirrhosis is to know medicine"という言葉は正鵠を射たものである.ここでは肝硬変を診断する上でとくに重視すべき臨床症状,検査方法について解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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