文献詳細
文献概要
今月の主題 肝硬変と肝癌 肝癌の診断
異常プロトロンビン
著者: 藤山重俊1
所属機関: 1熊本大学医学部・第3内科
ページ範囲:P.1588 - P.1590
文献購入ページに移動異常プロトロンビンPIVKA-II(proteininduced by vitamin K absence or antagonist-II)は,肝細胞でのプロトロンビン(血液凝固第II因子)の生成に際し,ビタミンK欠乏ないし拮抗剤投与などによって,その前駆体のグルタミン酸残基(Glu)がGla(γ-carboxyglutamic acid residue)に転換され難いため,Glaを欠いたまま,あるいはGlaの含有量が少ない状態で血中に流出してくるものである.
掲載誌情報