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文献概要
グラフ MRIの臨床
胆嚢,膵,腎
著者: 西村一雅1
所属機関: 1京都大学医学部・放射線科・核医学科
ページ範囲:P.1666 - P.1669
文献購入ページに移動 上腹部臓器のMRI診断は,肝に関してはX線CTとほぼ比肩しうるレベルに近づいているが,胆道系,膵疾患また腎疾患に関しての評価はいまだに定まっていない.ここでは筆者らの経験をもとに,現在MRIで何が見えて何が見えないのかを紹介する.筆者らの用いているMRI装置は,GE社製超伝導1.5テステの装置である.ハルス系列はT1強調像としてPartial Saturation法(PS)でTR=600msec,TE=25msec,信号加算4回,プロトン密度強調像,T2強調像としてSpin-echo法(SE),TR=2,000msec,TE=20/60msec,信号加算2回を用いている.スライス厚はすべて5mmで,撮像マトリックスは256×256である.
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