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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻1号

1988年01月発行

今月の主題 白血病とリンパ腫

合併症の治療

治療薬の副作用とその管理

著者: 安達興一1 大野竜三1

所属機関: 1名古屋大学医学部・第1内科

ページ範囲:P.96 - P.98

文献概要

 副作用をまったく有しない抗癌剤はない.癌細胞のみならず正常細胞をも損傷するためであるが,癌を最大限破壊するためには,その治療薬の毒性の種類,出現時期,回復させる手段,回復に必要とする期間をあらかじめ熟知し,最大限の有効性を発揮させるよう,臨床管理の対策を計画する必要がある.とくに,造血器腫瘍である白血病とリンパ腫では,近年高投与量を用いる強力化学療法や骨髄移植療法が行われるため,骨髄抑制作用と臨床的副作用が強く出現するだけでなく,免疫抑制作用にも配慮して,十分な補助療法を計画しておくことが必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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