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文献概要
増刊号 診断基準とその使い方 巻頭言
診断基準とはどういうものか
著者: 吉利和1
所属機関: 1日本赤十字社医療センター
ページ範囲:P.1672 - P.1673
文献購入ページに移動■難病とのかかわりあい
「診断基準」という言葉は,そんなに古くから用いられたものではない.いろいろの単行本や,雑誌の特集号などで取り上げられるようになったのは,わが国で「難病」が取り上げられ,「一体難病とは何か」,「難病奇病」と呼ばれたことからも分かるように,奇妙な病気とか,今までの概念ではどういう病気かを中々表現しにくかったことに由来するといってよかろう.
今日,「難病」として取り上げられるきっかけを作ったのは,いわゆるスモンが問題になってからである.したがって,難病を取り上げるきっかけはスモンから,といってよかろう.
「診断基準」という言葉は,そんなに古くから用いられたものではない.いろいろの単行本や,雑誌の特集号などで取り上げられるようになったのは,わが国で「難病」が取り上げられ,「一体難病とは何か」,「難病奇病」と呼ばれたことからも分かるように,奇妙な病気とか,今までの概念ではどういう病気かを中々表現しにくかったことに由来するといってよかろう.
今日,「難病」として取り上げられるきっかけを作ったのは,いわゆるスモンが問題になってからである.したがって,難病を取り上げるきっかけはスモンから,といってよかろう.
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