icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina25巻10号

1988年09月発行

増刊号 診断基準とその使い方

I.循環器

15.自動能亢進性不整脈

著者: 笠貫宏1

所属機関: 1東京女子医科大学附属日本心臓血圧研究所・内科

ページ範囲:P.1716 - P.1719

文献概要

 近年,臨床電気生理学的検査の普及に伴い,心臓ペーシングで誘発,停止される頻拍性不整脈の機序として,reentryおよびtriggered activityが注目されている.一方,自動能亢進による不整脈(自動能亢進性不整脈automatic arrhythmia)についての報告は少ない.したがって,その臨床不整脈における診断基準は必ずしも確立されていない.本稿では自動能に関する基礎電気生理学をもとにした診断基準をあげ,自動能亢進による心房性頻拍,接合部性頻拍,および心室性頻拍の診断の考え方について概説を加える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら