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増刊号 診断基準とその使い方 I.循環器
20.洞不全症候群
著者: 中田八洲郎1
所属機関: 1順天堂大学医学部・循環器内科
ページ範囲:P.1726 - P.1726
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洞機能不全症候群とは,洞結節の自動能の低下,あるいは洞結節から心房への伝導能の低下の結果生じる不整脈に起因する徴候,症状を有する場合をいう.虚血,炎症,変性など各種の疾患に伴ってみられるが,現実には特発性と言わざるをえない場合がほとんどである.本邦における頻度は不明であるが,ペースメーカー患者では,その頻度は房室伝導障害とほぼ等しいと思われる.とくに男女差はなく年齢的には房室ブロックよりやや若く,50〜60歳代に多い.
洞機能不全症候群とは,洞結節の自動能の低下,あるいは洞結節から心房への伝導能の低下の結果生じる不整脈に起因する徴候,症状を有する場合をいう.虚血,炎症,変性など各種の疾患に伴ってみられるが,現実には特発性と言わざるをえない場合がほとんどである.本邦における頻度は不明であるが,ペースメーカー患者では,その頻度は房室伝導障害とほぼ等しいと思われる.とくに男女差はなく年齢的には房室ブロックよりやや若く,50〜60歳代に多い.
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