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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻10号

1988年09月発行

文献概要

増刊号 診断基準とその使い方 III.消化管

4.胃炎

著者: 市岡四象1

所属機関: 1東京女子医科大学附属第二病院・中央検査部

ページ範囲:P.1788 - P.1790

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■慢性胃炎のX線診断基準(表1)
 ■慢性胃炎の内視鏡診断基準(表2)
 ■病態生理からみた分類(図)
 ■疾患概念と疫学
 胃炎は急性胃炎と慢性胃炎に分けられる.急性胃炎は主として胃粘膜の炎症性変化で,原因によって外因性胃炎(単純性,腐蝕性),と内因性胃炎(感染性,化膿性,アレルギー性)とに分類される.炎症が粘膜表層にとどまる軽症から,化膿性胃炎のように全層に及ぶ重篤なもの,腐蝕性胃炎などのように多発性潰瘍を伴うものまで,その病像は多彩であり,最近は急性胃粘膜病変acute gastricmucosal lesion(AGML)と呼ばれることが多いが,明確な診断基準はない.
 慢性胃炎は固有胃腺の萎縮が本態で,非可逆性の病変である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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