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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻10号

1988年09月発行

文献概要

増刊号 診断基準とその使い方 IV.肝・胆・膵

5.アルコール性肝障害

著者: 蓮村靖1 武内重五郎2

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部・第2内科 2東京医科歯科大学

ページ範囲:P.1848 - P.1851

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■診断基準(表)
 ■疾患概念と病型,および疫学
 アルコール性肝障害(alcoholic liver disease)は,アルコール常習すなわち長年月にわたる常習飲酒が成因となって発生してきた肝障害の総称である.
 長年月の常習飲酒は,肝に対して種々の細胞生物学的変化を惹起させるので,アルコール性肝障害の病像はきわめて多彩である.すなわち,障害像が軽微な状態から,肝硬変や肝細胞癌に至るまでの各種の幅広い程度の肝障害が認められる.しかし,アルコールの肝に対する障害像は,病理形態学的には,次の2点に要約することができる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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