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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻10号

1988年09月発行

文献概要

増刊号 診断基準とその使い方 V.内分泌

18.副腎リピド過形成,21-水酸化酵素欠損症,11β-水酸化酵素欠損症

著者: 五十嵐良雄1

所属機関: 1浜松医科大学・小児科

ページ範囲:P.1904 - P.1905

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□副腎リピド過形成
■診断基準
 1)新生児,乳児期から発症している鉱質コルチコイドが有効な「塩喪失症候群」
(低ナトリウム,高カリウム血症を示す体重増加不良ないしは減少,嘔吐,哺乳力微弱,脱水などを示す.)
 2)外性器は男女とも女性型(潜伏睾丸を認めることもある.)
 3)血尿中すべてのステロイドホルモン低値
 4)全身色素沈着の増加と血漿ACTH,レニン活性の高値
 5)(治療中または疑わしい症例では)Dexamethasone 2〜4mg/m2日投与下に,ACTH-Zを連日投与しても,血漿ステロイドホルモン(cortisol,aldosterone,17-hydroxyprogesterone,11-deoxycortisolなど)がすべて増加反応を示さない.尿中17-OHCS,17-KS,17-KGSも増加しない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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