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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻10号

1988年09月発行

文献概要

増刊号 診断基準とその使い方 V.内分泌

25.Basedow病限局性粘液水腫

著者: 紫芝良昌1

所属機関: 1虎の門病院・内科

ページ範囲:P.1918 - P.1919

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■疾患概念と疫学
 バセドウ病甲状腺機能亢進症例の下肢に発生する浸潤性皮膚病変で,実態はヒアルロン酸およびプロテオグリカンの組織への沈着である.原因は現在のところ不明で,バセドウ病IgGの作用,甲状腺ホルモン増加の影響などが考えられる.厚生省研究班の集計では,1次回答で51例が報告され,29例(男性例12例,女性例17例)が2次回答された.本邦での発生頻度は正確には不明だが,われわれの施設では甲状腺機能亢進症約800例中の7例で全国では0.5〜1%くらいではないかと推定される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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