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文献概要
増刊号 診断基準とその使い方 V.内分泌
38.腎性尿崩症
著者: 大関武彦1
所属機関: 1鳥取大学医学部・小児科
ページ範囲:P.1940 - P.1941
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腎性尿崩症nephrogenic diabetes insipidusは腎集合管に対するarginine vasopressinの作用の欠如により,尿濃縮障害を呈する疾患である.腎性尿崩症なる名称は,先天性腎性尿崩症に対し初めて命名されたことより,しばしばこれに限って使用されることがある.この他にいくつかの疾患において,vasopressin不応性の尿濃縮障害が発症することがあり,後天性腎性尿崩症と分類される.
先天性腎性尿崩症はこれらの中でも重要な病型であり,多くの腎性尿崩症の特徴を含んでおり,本項もこれを中心に述べることとする.
腎性尿崩症nephrogenic diabetes insipidusは腎集合管に対するarginine vasopressinの作用の欠如により,尿濃縮障害を呈する疾患である.腎性尿崩症なる名称は,先天性腎性尿崩症に対し初めて命名されたことより,しばしばこれに限って使用されることがある.この他にいくつかの疾患において,vasopressin不応性の尿濃縮障害が発症することがあり,後天性腎性尿崩症と分類される.
先天性腎性尿崩症はこれらの中でも重要な病型であり,多くの腎性尿崩症の特徴を含んでおり,本項もこれを中心に述べることとする.
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