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増刊号 診断基準とその使い方 VI.代謝
18.有機酸尿症
著者: 成澤邦明1
所属機関: 1東北大学医学部・病態代謝学
ページ範囲:P.1988 - P.1991
文献購入ページに移動有機酸尿症の多くはその発見が遅れ早期治療がなされないときは,精神発達の遅れや時には命取りになることも少なくない.したがって早期診断が重要であるが,現時点では診断基準はまだ作成されていない.有機酸尿症の診断基準作成の難しさは,各疾患に特異的な症状や臨床検査所見に欠けており,診断の大部分が尿や血中の有機酸分析に依存していることによると思われる.
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