icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina25巻10号

1988年09月発行

文献概要

増刊号 診断基準とその使い方 VII.血液

12.好酸球増加症—Hypereosinophilic Syndromeを中心に

著者: 古沢新平1

所属機関: 1獨協医科大学・第3内科

ページ範囲:P.2030 - P.2031

文献購入ページに移動
■好酸球増加症とhypereosinophilic syndrome(HES)の概念
 末梢血好酸球数の正常値は100〜300/μlで,日内変動が大きい(朝が最低で,夕方に最高).通常450/μl以上が好酸球増加症(eosinophilia)とされており,その原因となる主な基礎疾患を表1にあげた.好酸球増加が1,500/μl以上と高度の場合をhypereosinophiliaと呼び1),そのうちで原因疾患を伴わず,心,肺などの臓器系の障害を伴う場合を総称してHES2),あるいは特発性HES1,3,4)と呼ぶ.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?