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増刊号 診断基準とその使い方 VIII.膠原病・免疫・アレルギー
2.全身性エリテマトーデス(SLE)
著者: 横張龍一1
所属機関: 1国立病院医療センター・内科
ページ範囲:P.2084 - P.2087
文献購入ページに移動■SLEの診断基準
「SLEと診断するには,これだけの条件を満足すべきである」あるいは「これこれの条件を満たしていれば,SLEの診断以外は考えられない」というような診断基準(diagnostic criteria)は,提唱されていない.診断基準としてしばしば引用されるアメリカリウマチ協会(ARA)の基準は,分類基準(classification criteria)として発表されたものである.分類基準は一種の約束事であり,SLEに関する研究報告に際し,この分類基準を適用することによって,対象とした患者の診断を保証することを目的としている.
「SLEと診断するには,これだけの条件を満足すべきである」あるいは「これこれの条件を満たしていれば,SLEの診断以外は考えられない」というような診断基準(diagnostic criteria)は,提唱されていない.診断基準としてしばしば引用されるアメリカリウマチ協会(ARA)の基準は,分類基準(classification criteria)として発表されたものである.分類基準は一種の約束事であり,SLEに関する研究報告に際し,この分類基準を適用することによって,対象とした患者の診断を保証することを目的としている.
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