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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻10号

1988年09月発行

文献概要

増刊号 診断基準とその使い方 IX.腎・尿路

6.低Na血症,高Na血症

著者: 秋葉隆1

所属機関: 1東京医科歯科大学・第2内科

ページ範囲:P.2138 - P.2138

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 ■低ナトリウム血症
 1)疾患概念 血清ナトリウム(Na)濃度は138~147mEq/l(当院正常値)と非常に狭い範囲に調節されている.低Na血症を便宜上血清Na濃度が135mEq以下と定義すると,入院患者の経過中に比較的高頻度(15~25%)にみられる電解質異常である1).心不全,肝硬変などの重症疾患に伴う1症状として起こることも多い.また,甲状腺機能亢進症,脳下垂体機能低下症,Addison病などの症状として起こり,原疾患診断のきっかけとなることがあるので,低Na血症の病因の検索は重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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