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増刊号 診断基準とその使い方 IX.腎・尿路
10.高Ca尿症
著者: 岡崎亮1
所属機関: 1東京大学医学部・第4内科
ページ範囲:P.2142 - P.2142
文献購入ページに移動■診断基準案(表)
■疾患概念と疫学
高Ca尿症は,尿路Ca結石の危険因子として最も重要なものである.Ca結石患者の約40%にみられ,その家系内にもほぼ同様の頻度でみられる.一方,高Ca尿症の発見を契機としてみつかる疾患も少なくない.この場合,高Ca尿症は二次性のものであり,その代表として原発性副甲状腺機能亢進症(1゜HPT)がある.明らかな基礎疾患がなく,高Ca尿症がある場合を特発性高Ca尿症と呼ぶ.表2に高Ca尿症を原因別に分類した.
■疾患概念と疫学
高Ca尿症は,尿路Ca結石の危険因子として最も重要なものである.Ca結石患者の約40%にみられ,その家系内にもほぼ同様の頻度でみられる.一方,高Ca尿症の発見を契機としてみつかる疾患も少なくない.この場合,高Ca尿症は二次性のものであり,その代表として原発性副甲状腺機能亢進症(1゜HPT)がある.明らかな基礎疾患がなく,高Ca尿症がある場合を特発性高Ca尿症と呼ぶ.表2に高Ca尿症を原因別に分類した.
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