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増刊号 診断基準とその使い方 IX.腎・尿路
36.多嚢胞化萎縮腎と腎癌
著者: 石川勲1
所属機関: 1金沢医科大学・腎臓内科
ページ範囲:P.2191 - P.2191
文献購入ページに移動■多嚢胞化萎縮腎の診断基準案
1)多発性嚢胞腎症を除外した他のすべての末期腎疾患.
2)血液透析や腹膜灌流など透析療法を受けている場合,ないし長期にわたる慢性腎不全状態にあるとき.
3)臨床的にはCTスキャンまたは超音波検査で,腎の両側に1〜5個以上の嚢胞を示す低吸収域ないし低エコー域がみられるとき.病理学的には嚢胞が腎実質の25〜40%以上を占めているとき.
4)腎が透析期間や腎不全期間に比して腫大しているとき.
5)嚢胞の破裂や腎癌の合併による肉眼的血尿をみたとき.
診断基準として,1)〜3)が必須である.
1)多発性嚢胞腎症を除外した他のすべての末期腎疾患.
2)血液透析や腹膜灌流など透析療法を受けている場合,ないし長期にわたる慢性腎不全状態にあるとき.
3)臨床的にはCTスキャンまたは超音波検査で,腎の両側に1〜5個以上の嚢胞を示す低吸収域ないし低エコー域がみられるとき.病理学的には嚢胞が腎実質の25〜40%以上を占めているとき.
4)腎が透析期間や腎不全期間に比して腫大しているとき.
5)嚢胞の破裂や腎癌の合併による肉眼的血尿をみたとき.
診断基準として,1)〜3)が必須である.
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