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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻10号

1988年09月発行

文献概要

増刊号 診断基準とその使い方 IX.腎・尿路

38.CAPD腹膜炎

著者: 酒井信治1

所属機関: 1信楽園病院・内科

ページ範囲:P.2193 - P.2193

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■診断基準(表)
 ■疾患概念と疫学
 古典的な腹膜炎は,早期に外部から発見し診断を下すことが困難であって,生命をも脅かす重篤な疾患である.これに対し,CAPD腹膜炎は腹腔との交通があり,1日に4回行うバック交換時に排液を観察することによって早期発見ができ,CAPD治療により腹腔洗浄がただちに行えるという特徴がある.したがって,ほとんどのCAPD腹膜炎は,適切な抗生剤治療を行うことにより短期間で治癒する.現在のCAPD療法は,腹腔とバック間の完全なクローズドシステムの確立とバック交換操作の改良により,CAPD腹膜炎の発生頻度は著しく減少してきている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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