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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻10号

1988年09月発行

文献概要

増刊号 診断基準とその使い方 X.神経・筋

1.Bálint症候群

著者: 服部孝道1

所属機関: 1千葉大学医学部・神経内科

ページ範囲:P.2199 - P.2199

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■疾患概念と疫学
 Bálint1)が1909年に精神性注視麻痺(Seelen-láhmung des Schauens),視覚性運動失調(optische Ataxie),空間性注意障害(ráumliche Störung der Aufmerksamkeit)を有する症例の臨床病理学的所見を発表して以来,これらの3症状を有する症例がBálint症候群の名称で発表されてきた.現在では空間性注意障害は視覚性注意障害(disturbance of visual attention)と呼ばれている.Bálint症候群は非常に稀であるが,個々の症状が単独で見られることは決して稀でない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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