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文献概要
増刊号 診断基準とその使い方 X.神経・筋
5.上矢状静脈洞血栓症
著者: 荒木信夫1 厚東篤生1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部・神経内科
ページ範囲:P.2206 - P.2207
文献購入ページに移動 上矢状静脈洞血栓症は従来,ほとんど剖検によりはじめて診断されてきた.近年,脳血管撮影やCTスキャンの開発により,生前に診断される症例が多くなり,さまざまな知見が得られてきたが,症状も多様であり,比較的稀な疾患でもあるため,診断基準の作成は困難であるし,実際に作られていない.ここでは,診断に役に立つと考えられる症状,基礎となる疾患,検査所見などを中心に述べる(表).
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