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文献概要
増刊号 診断基準とその使い方 X.神経・筋
8.進行性多巣性白質脳症(PML)
著者: 高橋昭1
所属機関: 1名古屋大学医学部・神経内科
ページ範囲:P.2213 - P.2213
文献購入ページに移動■疾患概念
本症は,Papova群のpolyoma SV 4O-K亜群に属するJCウイルスによるヒトの中枢神経の日和見感染症で,いわゆるslow virus infectionと考えられる疾患である.病理学的には特異なoligodendrogliaとastrocyteの出現を伴う多巣性の脱髄を特徴とする.
リンパ系の増殖性疾患,とくに慢性リンパ性白血病やHodgkin病を基礎疾患にもつ者に発症しやすく,免疫不全状態を前提とした特殊なウイルス感染症とされている.
本症は,Papova群のpolyoma SV 4O-K亜群に属するJCウイルスによるヒトの中枢神経の日和見感染症で,いわゆるslow virus infectionと考えられる疾患である.病理学的には特異なoligodendrogliaとastrocyteの出現を伴う多巣性の脱髄を特徴とする.
リンパ系の増殖性疾患,とくに慢性リンパ性白血病やHodgkin病を基礎疾患にもつ者に発症しやすく,免疫不全状態を前提とした特殊なウイルス感染症とされている.
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