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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻10号

1988年09月発行

文献概要

増刊号 診断基準とその使い方 X.神経・筋

20.Crow-Fukase症候群

著者: 相澤仁志1 清水輝夫1

所属機関: 1東京大学医学部・神経内科

ページ範囲:P.2242 - P.2243

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■疾患概念と疫学
 Crow-Fukase症候群(以下CFSと略す)は多発神経炎,浮腫,皮膚変化,内分泌障害,臓器腫大,免疫グロブリン異常など多彩な臨床症状を呈し,plasma cell dyscrasiaを特徴とする症候群である.
 1968年に深瀬らが本邦第1例1)を報告し,また国外では1956年にCrowが同様の症候を呈した症例2)を報告した.これらの報告を重視し,末梢神経疾患研究班(厚生省神経疾患研究委託費)では本症候群をCFSと呼ぶことにした.このほかにもTakatuki病,PEP症候群(a peculiar progressive polyneuritis associated with pigrnentation, edema, plasma cell dyscrasia),POEMS症候群(Plasma cell neoplasia with polyneuropathy, organomegaly, endocrinopathy, M protein andskin changes)などとも呼ばれている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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