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増刊号 診断基準とその使い方 X.神経・筋
20.Crow-Fukase症候群
著者: 相澤仁志1 清水輝夫1
所属機関: 1東京大学医学部・神経内科
ページ範囲:P.2242 - P.2243
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Crow-Fukase症候群(以下CFSと略す)は多発神経炎,浮腫,皮膚変化,内分泌障害,臓器腫大,免疫グロブリン異常など多彩な臨床症状を呈し,plasma cell dyscrasiaを特徴とする症候群である.
1968年に深瀬らが本邦第1例1)を報告し,また国外では1956年にCrowが同様の症候を呈した症例2)を報告した.これらの報告を重視し,末梢神経疾患研究班(厚生省神経疾患研究委託費)では本症候群をCFSと呼ぶことにした.このほかにもTakatuki病,PEP症候群(a peculiar progressive polyneuritis associated with pigrnentation, edema, plasma cell dyscrasia),POEMS症候群(Plasma cell neoplasia with polyneuropathy, organomegaly, endocrinopathy, M protein andskin changes)などとも呼ばれている.
Crow-Fukase症候群(以下CFSと略す)は多発神経炎,浮腫,皮膚変化,内分泌障害,臓器腫大,免疫グロブリン異常など多彩な臨床症状を呈し,plasma cell dyscrasiaを特徴とする症候群である.
1968年に深瀬らが本邦第1例1)を報告し,また国外では1956年にCrowが同様の症候を呈した症例2)を報告した.これらの報告を重視し,末梢神経疾患研究班(厚生省神経疾患研究委託費)では本症候群をCFSと呼ぶことにした.このほかにもTakatuki病,PEP症候群(a peculiar progressive polyneuritis associated with pigrnentation, edema, plasma cell dyscrasia),POEMS症候群(Plasma cell neoplasia with polyneuropathy, organomegaly, endocrinopathy, M protein andskin changes)などとも呼ばれている.
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