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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻10号

1988年09月発行

文献概要

増刊号 診断基準とその使い方 X.神経・筋

22.Alzheimer病

著者: 松下正明1

所属機関: 1横浜市立大学医学部・精神医学教室

ページ範囲:P.2246 - P.2248

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■痴呆の診断基準
 Alzheimer病の診断を論ずる前に,一般的な痴呆の診断基準を明確にしておく必要がある.
 痴呆の診断基準については種々の報告があるが,最近よく用いられているのは,アメリカ精神医学会によるDiagnostic and Statistical Manualof Mental Disorders,Third Edition(DSM-III)による診断基準である(表1).
 アメリカ精神医学会による診断基準の第3版(DSM-III)は1980年に国際疾患分類(ICD-9)を基本にして提案された分類法であり,精神医学の領域では頻用されているが,その作成された経緯についてはここでは触れない.最近(1987年),第3版の改訂版(DSM-III-R)が提案され,現在世界の各所で検討されている最中である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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