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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻10号

1988年09月発行

増刊号 診断基準とその使い方

X.神経・筋

23.Huntington病

著者: 金澤一郎1

所属機関: 1筑波大学臨床医学系・神経内科

ページ範囲:P.2249 - P.2251

文献概要

■疾患概念と疫学
 1.概念
 ハンチントン病とは,1873年に米国のGeorgeHuntingtonによってはじめて正確に記載された遺伝性神経変性疾患である.その特徴は,①成人発症の舞踏運動症であること,②知能・精神障害を伴うこと,③これらの症状が進行すること,④常染色体性優性遺伝すること,である1).本症の脳神経病理の特徴は大脳基底核,特に線条体の小細胞を主とする変性・脱落とそれに基づく著しい線条体の萎縮と大脳皮質のさまざまな程度の萎縮であり,脳CTによって生前にもその存在を知ることができる1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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