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増刊号 診断基準とその使い方 X.神経・筋
26.Shy-Drager症候群
著者: 松岡幸彦1
所属機関: 1名古屋大学医学部・神経内科
ページ範囲:P.2256 - P.2257
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Shy-Drager症候群(以下SDSと略)の名は,1960年Shy & Drager1)が1剖検例を含む2症例を報告したのに因んで付けられたものである.彼らが臨床症状として記載したのは,①起立性低血圧,②尿尿失禁,③発汗減少,④虹彩萎縮,⑤外眼筋麻痺,⑥筋固縮,⑦振戦⑧連合運動の欠如,⑨無緊張性膀胱,⑩陰萎,⑪肛門括約筋の緊張低下,⑫線維束性攣縮,⑬遠位筋の萎縮,⑭脊髄前角細胞障害を示す筋電図所見,⑮筋生検における神経原性所見などである.
剖検所見としては,自律神経節,脊髄中間質外側核,下オリーブ核,迷走神経背側核,動眼神経核,黒質,青斑,小脳プルキンエ細胞,尾状核,被殻などに,神経細胞の変性・脱落およびグリオーシスを認めたと述べている.
Shy-Drager症候群(以下SDSと略)の名は,1960年Shy & Drager1)が1剖検例を含む2症例を報告したのに因んで付けられたものである.彼らが臨床症状として記載したのは,①起立性低血圧,②尿尿失禁,③発汗減少,④虹彩萎縮,⑤外眼筋麻痺,⑥筋固縮,⑦振戦⑧連合運動の欠如,⑨無緊張性膀胱,⑩陰萎,⑪肛門括約筋の緊張低下,⑫線維束性攣縮,⑬遠位筋の萎縮,⑭脊髄前角細胞障害を示す筋電図所見,⑮筋生検における神経原性所見などである.
剖検所見としては,自律神経節,脊髄中間質外側核,下オリーブ核,迷走神経背側核,動眼神経核,黒質,青斑,小脳プルキンエ細胞,尾状核,被殻などに,神経細胞の変性・脱落およびグリオーシスを認めたと述べている.
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