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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻10号

1988年09月発行

増刊号 診断基準とその使い方

X.神経・筋

31.Hereditary Moter and Sensory Neuropathy(HMSN)

著者: 尾野精一1

所属機関: 1帝京大学医学部附属市原病院・第3内科

ページ範囲:P.2266 - P.2267

文献概要

■概念
 遺伝性末梢神経疾患にはCharcot-Marie-Tooth病,Dejerine-Sottas病などが含まれているが,最近Dyckは個々の疾患名を用いず,これらの疾患をまとめて遺伝性運動感覚性ニューロパチーhereditary moter andsensory neuropathy(HMSN)とし,第I型〜VII型まで分類することを提唱しており,最近この分類法が用いられるようになってきている.
 これによるとtype IはCharcot-Marie-Tooth病のhypertrophic form,type IIはCharcot-Marie-Tooth病のneuronal form,type IIIはDejerine-Sottas病,type IVはRefsum病,type Vは痙性麻痺を伴うもの,type VIは視神経萎縮を伴うもの,type VIIは網膜色素変性症を伴うもので,type V〜VIIはきわめて稀なものである.type I〜IVの診断基準は表に示したが,それ以外の重要事項について補足説明する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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