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増刊号 診断基準とその使い方 X.神経・筋
33.周期性四肢麻痺
著者: 栗原照幸1
所属機関: 1東邦大学医学部・第4内科
ページ範囲:P.2272 - P.2273
文献購入ページに移動■疾患概念と疫学
本疾患は発作性に繰り返して四肢の脱力が起こり,多くは完全に可逆性で,筋肉の脱力は脱分極性ブロックによって起こる.本邦では家族性に起こるものは6%と少なく,甲状腺機能亢進症に伴って男性に起こる場合が41〜56%と多い.発作時の血清K値により低K血性周期性四肢麻痺と高K血性周期性四肢麻痺がある.
本疾患は発作性に繰り返して四肢の脱力が起こり,多くは完全に可逆性で,筋肉の脱力は脱分極性ブロックによって起こる.本邦では家族性に起こるものは6%と少なく,甲状腺機能亢進症に伴って男性に起こる場合が41〜56%と多い.発作時の血清K値により低K血性周期性四肢麻痺と高K血性周期性四肢麻痺がある.
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