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文献概要
増刊号 診断基準とその使い方 XI.小児
21.小児自閉症
著者: 中根晃1
所属機関: 1東京都立梅ケ丘病院・精神科
ページ範囲:P.2338 - P.2339
文献購入ページに移動■疾患概念と疫学
何らかの中枢神経系の障害によって精神機能の発達が部分的あるいは全体的に障害されているものを発達障害というが,自閉症は個々の精神機能の発達が広範囲に,かつ重篤に障害されたものであって,その病理的基盤は知覚ないし認知にかかわる機能系の障害であるとされる.
自閉症の症状は現在までのところ,物質現象として定量的あるいは定性的に検出することができないので,診断は表のような行動特徴の存在によって行われる.
何らかの中枢神経系の障害によって精神機能の発達が部分的あるいは全体的に障害されているものを発達障害というが,自閉症は個々の精神機能の発達が広範囲に,かつ重篤に障害されたものであって,その病理的基盤は知覚ないし認知にかかわる機能系の障害であるとされる.
自閉症の症状は現在までのところ,物質現象として定量的あるいは定性的に検出することができないので,診断は表のような行動特徴の存在によって行われる.
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