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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻10号

1988年09月発行

文献概要

増刊号 診断基準とその使い方 XII.感染症,その他

1.不明熱(FUO)

著者: 那須勝1 後藤陽一郎1

所属機関: 1大分医科大学・第2内科教授

ページ範囲:P.2350 - P.2351

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■疾患概念と疫学
 日常の診療において発熱はしばしば経験される一症候である.感染症をはじめとして悪性腫瘍,炎症性疾患などの多くの疾患が発熱の原因となるが,たんに発熱のみが前景にたち,その基礎疾患の存在が明らかでないことも少なくない.
 不明熱(Fever of Unknown Origin;FUO)という概念は決して診断名ではなく,病因が決定できなくて説明のつかない発熱という意味である.適切な診断手段を用いると,正しい病因診断が得られるものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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