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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻10号

1988年09月発行

文献概要

増刊号 診断基準とその使い方 XII.感染症,その他

9.クリプトコッカス髄膜炎

著者: 草場公宏1 長沢浩平2

所属機関: 1宗像医師会病院 2九州大学医学部・第1内科

ページ範囲:P.2370 - P.2372

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 クリプトコッカス症はCryptococcus neofor-mans感染によって引き起こされる慢性あるいは亜急性の感染症である.ヒトの深在性真菌症の中では比較的発生頻度の高い疾患で,基礎疾患の無い原発例もあるが,最近ではとくに,さまざまな原因によって感染防御能の低下した免疫不全宿主に併発する致命的な感染症の1つとして重要な疾患である.
 本菌は世界中の土壌や,果実の表面などに広く生息しているが,ヒトへの感染源としてはハトなど鳥類の乾燥した糞が重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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