文献詳細
文献概要
今月の主題 抗生物質の使い方 感染症へのアプローチ
外来治療と入院治療の決定
著者: 那須勝1 黒田芳信1
所属機関: 1大分医科大学・第2内科
ページ範囲:P.2404 - P.2405
文献購入ページに移動すなわち,病原体がコレラ菌やチフス菌などの伝染性で隔離を要する感染症は当然入院となるが,淋疾などは外来治療で十分である.宿主が何らかの基礎疾患を有する場合は注意を要し,原則として入院を必要とするが,健康人での上気道炎は外来で治療される.抗生物質を点滴静注により投与する必要があると判断されれば入院治療が望ましいが,経口剤でよいと判断されれば外来治療でも可能である.
掲載誌情報