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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻11号

1988年10月発行

文献概要

今月の主題 抗生物質の使い方 抗生物質投与の原則

モノセラピーの意義

著者: 斎藤厚1

所属機関: 1琉球大学医学部・第1内科

ページ範囲:P.2406 - P.2408

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 感染症治療の原則は,原因微生物を確定し,これにすぐれた抗菌活性を示す抗生剤のなかから,感染病巣への移行性,副作用,経済性などを考慮して,最も適したものを選択し,使用することであるが,その投与量,投与法,投与期間などは,選択された薬剤の特性を考慮して決められる1).したがって,抗生剤療法は最もすぐれた薬剤の1剤による治療(monotherapy モノセラピー)が原則であり,この考え方は本質的には現在でも変わったわけではない.
 それでは,どうして今,またモノセラピーであろうか。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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