icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina25巻11号

1988年10月発行

文献概要

今月の主題 抗生物質の使い方 抗生物質投与の原則

抗生物質の中止時期

著者: 渡辺彰1 大泉耕太郎1

所属機関: 1東北大学抗酸菌病研究所・内科

ページ範囲:P.2420 - P.2421

文献購入ページに移動
 「化学療法の中止時期」については,3つに分けて考える必要がある.第1は化学療法が有効で,感染症が改善・治癒した場合であり,第2は化学療法が無効のために中止する場合である.第3は副作用のため中止する場合であるが,本稿における主題はもちろん,第1の化学療法が有効の場合である.
 薬剤別にみた場合,使用期間について添付文書に記載があるのは,主にアミノ配糖体系抗生物質であるが,これは副作用を懸念しての制限である.現代の化学療法の主流であるβ-ラクタム系その他については記載がなく,主治医の判断に任せられているといってよい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?