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文献詳細

雑誌文献

medicina25巻11号

1988年10月発行

今月の主題 抗生物質の使い方

抗生物質の特徴と使い方

イミペネムの使い方

著者: 澤江義郎1

所属機関: 1九州大学医療技術短大部

ページ範囲:P.2436 - P.2438

文献概要

 イミペネム(IPM)はStreptomyces cattleyaの産生するthienamycinのN-formimidoyl誘導体で,カルバペネム系といわれるまったく新しい型のβ-ラクタム系薬である.その特徴は非常に広範囲の抗菌スペクトルと強力な抗菌力を有し,不可逆的β-ラクタマーゼ阻害作用もあることである.しかし,IPMは腎に存在するdehydropeptidaseIにより分解されて失活することから,dehy-dropeptidase I阻害薬であるシラスタチンナトリウム(CS)と1:1の合剤として製剤化されており1),チエナム®として発売されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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